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ソルビン酸

「ソルビン酸」の危険性

「ソルビン酸」は細菌やカビの発生・増殖を抑える働きを持つ腐敗防止剤の一種です。保存料としてハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、燻製イカ、漬け物、佃煮、大福などの和菓子、ワイン、チーズ、クリーム、ジャム、シロップなど多くの食品に使われています。この「ソルビン酸」には細胞の遺伝子を突然変異させたり、染色体異常を引き起こす危険性がある事が分かっています。遺伝子変異は癌の発生メカニズムと密接な関係があります。化学物質や放射線によって破損した細胞は自己治癒力によって再生を試みますが、その修復過程で何らかのミスが生じて遺伝子情報が書き換わってしまう場合があります。これが細胞の悪性腫瘍化の原因となるのです。

 

「ソルビン酸」のように発癌性がある危険な化学物質(が含まれた食品)を年中頻繁に摂取し続ければ、それだけ発癌リスクが高まる事になります。2015年10月26日、世界保健機構WHOの専門組織である国際癌研究機関IARCが、衝撃的な研究結果を発表しました。それはソーセージ、ハム、ベーコンなどの加工肉食品が、大腸癌の発症リスクを高めるという研究リポートでした。毎日50gの加工肉食品(ホットドッグ1本、ベーコンスライス2枚に相当)を食べる毎に、なんと大腸癌の発症リスクが18%も上昇してしまうそうです。IARCの公式発表によると、「加工肉食品は人体にとって高い発癌性リスクがある」とされ、煙草やアスベストと同様、“癌との因果関係を示す十分な根拠”が認められる「グループ1」に分類さました。

さらに恐ろしいのが複合摂取です。食品添加物のほとんどは、その製品単体での毒性チェックしかされていません。ある食料品の中に含まれている危険化学物質の量が規制値の範囲内だったとしても、同じく危険化学物質が含まれた他の食料品と併せて食べれば、発癌リスクは倍増します。例えば、ソーセージを食べながらワインを飲むと、それだけ癌になる危険性が増す訳です。特に「ソルビン酸」の様に沢山の食料品に使用されている化学添加物には注意が必要です。また、食べ物にお腹を壊す良くない食べ合わせがあるように、食品添加物にも危険な食べ合わせがあります。特に悪名高いのは「亜硝酸塩」との組み合わせです。この二つを同時に摂取すると、体内で化学反応を起こして強力な発癌性物質が生成されます。ハム・ソーセージなどの加工肉は、まさにその両方が使われているパターンに当て嵌まるので注意が必要です。

 

参考資料

●避けたい危険な食品添加物リスト…「ソルビン酸K」の毒性と使用基準について
http://tenkabutsu.com/potassium-sorbate

●エスノメディア:食品保存料「ソルビン酸」の性質と役割について

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